中途人数増加

探偵の技法

悪徳な探偵業者は、あの手この手を使って依頼人を騙そうとするものです。

 

そんな悪徳探偵業者の裏技のひとつであるのが、「途中から人数を増やす」という行為です。

 

調査の途中の段階で探偵の人数を増やし、増員した分の料金を追加で依頼人に請求するのです。

浮気を疑った例

では、「夫の浮気を疑って、探偵業者に浮気調査を依頼した」という依頼人がいたことにして、わかりやすく説明していきます。

 

調査の途中で、夫が浮気相手の女性と一緒に、とある施設に入っていくところを調査員がとらえました。

 

この報告を受けた依頼人は、当然ながら興奮状態に陥っているので、冷静な判断ができなくなっています。

 

ここまでは良いのですが、悪徳探偵業者の場合は、ここで「出入口が複数あるので、調査員の人数を追加しなければ確実に撮影することができません。」などと言い、調査員の人数を増員しようとします。

 

依頼人にとっては、夫の浮気の証拠を押さえる、またとないチャンスが到来したわけですから、「何が何でも施設から出てくるところを撮影してほしい!」と思ってしまいます。

 

そのため、調査員の人数を増員することを提案する探偵業者に対して、依頼人は従うしかできなくなります。

 

皆さんがもし、この依頼人の立場だったとしたら、同じような判断をすると思います。

 

悪徳探偵業者は、依頼人の「もう後戻りはできない」という心理を巧みに操り、ただでさえ高額な調査料金に追加料金を発生させていくのです。

 

また、このような裏技を使う悪徳探偵業者は、依頼料自体を安く設定している場合が多く、安い依頼料で依頼人を釣っているとも言えます。

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